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HSPを乗り越える映画

  • reicielstudio
  • 3月27日
  • 読了時間: 3分

<純粋映画Award2025作品紹介『泥中の花と小舟』>


招待制映画祭「純粋映画Award2025」が3/30(日)にオンライン開催されます。

本イベントは一般公開される映画祭ではなく、レイシェル青春映画塾主催の限定上映会となります。ラインナップなどはこちらをご覧ください。


さて、本日ご紹介する作品は梅﨑佳子さん監督作品『泥中の花と小舟』です。


映画塾の門を叩く理由はひとそれぞれだと思います。


ある方は、映画を作るということへの純粋な憧れが動機となりますし、またある人は、映画を通じて本当の自分に出会えるんではないか、という期待から入塾するという方もいるでしょう。


梅﨑監督の場合、どんな理由で入塾されたのでしょうか。


監督は明らかに芸術家肌。

しかし、これまでその感性を十分に生かす職業についていたとは思えません。

完全に推測ですが、今回は溢れ出るように、必然的に芸術に向かわれたのではないか。その結論として映画塾に入られたのではないか、と思います。


梅崎作品
梅﨑佳子監督作品『泥中の花と小舟』


監督の芸術的な感性は今までの人生においては地下水脈的な位置にあった気がします。

人生の後半にさしかかり、その吹き上がる場所、エネルギーを放射する対象を探していたのだと思います。


・・・そんなふうに予想してしまうくらい、奥深く文学的な作品が『泥中の花と小舟』でした。


注目すべきは静止画を使用した特異な朗読劇の形式。


純粋映画Awardでの審査基準として



・監督自身の内面が深く描かれているか。


・テーマと表現が結びついた映画としての完成度。


・世の中にポジティブな影響を与える可能性が高いか否か。



以下の3つを掲げていますが、この二つ目の「テーマと表現の結びつき」を強く感じる作品に思えます。


感性が繊細だと、とかく、「生きづらさ」を感じるものですが、監督は特にこの作品を作るにあたっての様々な交渉で、今まで避けてきたことに向き合うことになったようです。


ここで監督の声を少しだけ聞いてみましょう。



この中で語られている通り、監督にはHSPの自覚が強くあります。

しかし、そんな中でも信念を貫き通して映画を完成させたのは、これは人生の偉業と言って良いものだと思います。


一般的な映画チャレンジャーの塾生よりもおそらくは、完成に向けての難易度が高かったのではないか、と予想します。


願わくば、この経験を生かし、2作、3作とチャレンジしてもらい、新しいタイプの映画監督として本格的に産声を上げてほしいものです!


これからの人生をHSPを乗り越えて、正面から映画監督として生きてほしい、と強く思います。



審査員のコメントは以下のようなものが並んでいます。


「魂のメッセージをくれた。下手に生きることを受け入れて、一緒に魂を成長させていこうという普遍のメッセージ・愛が嬉しかった。」


「表現方法に新しさを感じた。顔に嘘がない。写真もよく撮れてる。絵も美しい。美的感性の際立った作品。」


「詩の朗読、劇のようでもある。古典文学のような難しさと奥深さと美しさ。

心の中で思ったことがわかりやすく言われている。」


素晴らしい作品は素晴らしい未来を引き寄せます。

この作品が梅﨑監督の未来を拓くことを切に願っています。


レイシェル青春映画塾 塾長 園田映人


純粋映画Award2025は以下よりご参加を受け付けています。(招待者を園田映人としてください)


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