top of page

お金のマインドブロックを粉砕した塾生

  • reicielstudio
  • 3 日前
  • 読了時間: 4分

これは書かずにはいられない、という体験談を聞きました。


およそこの世に生きる以上、必要なお金。

このお金を引き寄せることのできない、困窮した自分の心について、人に相談することさえ恥ずかしいものです。


世間では、

「親の遺言で、お金の相談だけは乗ることができない」

などと一蹴され、煙たがれることもあるかも知れません。


成功哲学に一言あり、という方に運よく相談できたとしても、

「あなたが心の中に迎え入れたものだけが、あなたの人生に展開しているのです。よって、現在の困窮はあなたの心の困窮なのです」

こんな正論を浴びせられて強制終了となるのは、大抵の方にとって大変きついものでしょう。


しかし、お金に困っているという紛れもない事実を人に相談するどころか、多くの人に見てもらうために映画にしようとしている方がいます。


gold


・・・お金についての心のブロックを、今までどうすることもできなかったHさんが今年の初めに入塾されました。


Hさんは映画制作を使って将来多くの高齢者施設の入居者の方々の役に立ちたいという志を持っているとのことでしたので、塾が始まってからもHさんの映画作りへの取り組みはかなり真剣なものに思えました。


塾での私的な映画制作にすでに公的なミッションが加わっている様子があったからでしょうか、私はHさんがなかなか自分のテーマに辿り着けていない、とは察知していませんでした。


Hさんのシナリオ制作の迷走は、通常の一般的な試行錯誤に思えたのですが、どうやらこれは私の勘違い。


Hさんは自分自身が今向き合わなければならない問題から、少しずつ逃避したアイディアへの軟着陸を目指して、金銭・豊さの問題に向き合わなくて済むように自分に働きかけていた、と言えるようです。


結局、このテーマに辿り着いたのは卒塾の数週間前でした。

塾でのセッションで、一体いくつ別のテーマの構想を聞いたことでしょうか?

半ば無自覚なのでしょうが、迷走して逃げ切ろうとするHさんを逃さなかったのが、映画作りの「創造の力」だと思います。

つまり、必要な迷走だったのです。


Hさんの映画には、お金に対してストイックな守護霊が出てきます。


部屋の中でHさん自身が演じる主人公が、やはりHさんご本人が演じる守護霊を説得して豊かになろうとする話。


キリスト教に惹かれる方に多い、清貧の思想にとどまっている方の霊的環境は、本当にHさんの映画の通りかも知れません。

これはフィクションではなく、Hさんと同じ状況の方は何十万人もいるだろうな、と考えさせられるものです。


とはいえ、自分が自分と話すわけですので、なかなかのカオスな世界が展開します。(ほぼ作品は完成していますが、今Hさんが画像処理などにチャレンジされています)


かくして、ついに問題の本丸・お金の問題が映画のテーマに定まったわけですが、このことが奇跡を導くことになります。


Hさんはある先端機器の法人営業に転職したばかりでした。


青春映画塾に入塾した時の営業成績は月の売り上げが15万。・・・恐縮ながら申し上げると、これは法人営業としては会社に貢献しているとは言い難い成績でしょう。

3ヶ月後。

テーマを「お金」に絞り込んだ際の営業成績が、なんと800万を超えたそうです。

売り上げ53倍の営業成績!


青春映画塾では「自分自身の心に嘘のないテーマ」で映画を作ることを推奨しています。

心を掘り下げる3ヶ月をほぼご自身の問題の見定めに費やしたHさんですが、最後に自分の問題の本丸に向き合ったことが、奇跡に繋がったのだと思われます。


(併記しますが、Hさんは、会社の社長からもらった助言が大きかったともおっしゃっていました。とても理解のある社長で、Hさんの夢を共有できる方でもあり、営業についての考え方をアドバイスしてもらったとのことです。)


いずれにしても、映画を作ったことが、この53倍の売り上げ達成の大きな要因のようですので、驚いてしまいます。


心の中の蓋を開けたことも大きいですが、「守護霊を説得する」という作品内容が、「自分の思い込みに自分が説得する」という、反省のメタファーだったものに思えます。


心が変われば、自分の周りの環境や状況は変わる。

おそらく、人間の心の変化はマインドブロックを粉砕し、今生きる環境を2倍3倍、53倍、1000倍良いものへと変化させることができるのだと思えます。


・・・「心が変われば環境が変わる」という言葉は、誰もが聞いたことがある言葉かも知れませんが、その奥行きは遠く、はるかに心の奥まで続く道を一人進まなくてはならないものなのでしょう。

映画を監督するということが、この旅のパートナーとなりうることをHさんが実証してくれたのだと思います。



レイシェル青春映画塾 塾長 園田



※旅のお供をいたします。

「短編映画プロデューサーコース」等各コースのご相談をお受けしています。

Comments


bottom of page