top of page

映画作りと母への思い

  • reicielstudio
  • 6 日前
  • 読了時間: 6分

更新日:5 日前

母の日が近づいています。


映画制作をより素晴らしいものにするために、塾生には心の中に強く思っている問題点を探してもらっています。

今回の第10期本科は全員がテーマとして「母」を選びました。これだけテーマが重複したのは流石にたまたまかもしれませんが、特に女性に映画を撮ってもらう際、かなりの確率で両親のどちらかに対する自分の思いをテーマとして選ばれます。


今回は本科生のK子さんが手記を寄せてくださいましたので、以下に掲載します。

クリエイティブがどれくらい自分の考え方に影響するか、と示す素晴らしい例に思えます。


長文ですが、優しい文体で綴ってくださったので、K子さんの映画のスチルと合わせて、ゆっくりお読みいただけると嬉しいです。


母の日を前に皆さんのお母様を思い出してみてください。

太陽と月1
短編映画『太陽と月』より


レイシェル青春映画塾 10期K子


今回映画塾を受講して、本当に良かったです。


受講した動機は、「自分の心ととことん向き合う」とのことで、自分で映画を1本撮るという事は、全く現実的には考えておらず、動画編集の方法と、紹介してくれた同期のMさんの手伝いが出来ればいいなと思ってました。


母のこと(塾が始まってからすぐ入院されました)もあり、途中で何度も挫けそうになりましたが、園田塾長の「出来ますから!」「続けた方が良いと思います!」というお言葉で、続けることができました。

ありがとうございます。


この映画塾は不思議で、天上界が応援してくれてると感じました。

映画塾に入るのを躊躇してた時も、「やりなさい」と言われた感じが何度もありました。(月に話しかけるように心の中で話しかけてます。誰が答えてくれてるのかは不明ですが・・・)

太陽と月2
主人公は月や太陽と会話を交わします。

映画を撮る前は、自分の写真もあまり見たくないのに、動いてる姿を見るなんて… 演技するなんて… 会社に知られたらどうしよう…と、不安ばかりでした。


最初は父の事をテーマにする予定が、母の病気のこともあり途中で変更しました。

撮影を始めて、自撮りしたり試行錯誤しましたが、実際に撮っていくと、もっと抵抗感があるかと思ってましたが、案外、自分の姿を撮ることに抵抗なく緊張もなく普通に撮ることができました。


私は理性を使って構成ができず、内容はある程度決めましたが、途中からその場その場で直感的な台本になっていきました。


監督に教えてもらってること、実行しているのか疑問でしたが、撮り方の方向や、3幕構成などは気にしながら作ってました。(映画がそうなってるかは?ですが)


ターニングポイントをどうしようか、街の看板を見たり、お店の名前を見たりしても、なかなか良いアイデアがわかずに時間だけが過ぎていきました。


月との会話シーンをMさんに撮ってもらい、分かれた後、もう一度商店街を通って、念の為カメラを回しておこうと首からぶら下げて帰っていたら、小籠包を配っていて、「これだ!」と思いました。

太陽と月3
作品終盤の小籠包を振る舞われるシーン

帰りのシーンの時も、本当に雲が厚く、満月なのに月が見えずでしたが、月との会話のシーンになって月が見え出して、小籠包も、月も、天上界が応援してくれたんだと強く思いました。


母へ感謝を伝える最後のシーンでは、母への反省をもっと深め、心の底から感謝できるようになりたいと思ったのです。



実は、子供の頃から母には自分の意見を受け入れてもらえず、諦めている自分がありました。

母は20歳で8歳離れた父と結婚し、父が途中から自営業になり、若い母は事務をしていました。

母に受け入れてもらえない、怒られてばかりいた私の悲しみを、どうとらえたら見方を変えられるのか。

祈るように見つめていた時、

「若くして結婚したお母さんは、私を育てる際も子供が子供を育てているようなものだったはずだし、経営もわからないまま事業を手伝っている。わからないことばかりで、イライラしている・・・」とインスピレーションがありました。


母の苦しみが何となくわかり、母も認められ愛されたかったんだろうなと気づくことができました。


撮影を続けていく中で、母は入退院を繰り返し、病院で何度もカメラを回しながら、いつしか母のことより「撮影のことで頭がいっぱい」になっていました。

撮影が一通り終わって時、「私の心は変わったんだろうか?」とよくわからなくなっていました。


・・・一つ一つ考えてみようと思い返したところ、沢山の気づきがあったことに思い当たりました。


園田塾長から目線や、音や、映像の感じ方をアドバイス頂き、自分の五感が一瞬豊かになりました。


その時は、普段気にしていない音や、街の風景、一つ一つが美しく見えました。

普通に街を歩いている人達を見ても、色々な人生があって、家庭の悩みとかもあって、それぞれ葛藤しなが生きてるんやろなとか。


以前よりこの世の中が美しく見えるようになったことが嬉しく感じました。


これからも続けられるよう、努力しようと思います。


このように映画制作を通して、最近では母の良いところが見えるようになってきています。


母は手先が器用で、アイデア豊富で家の中も使いやすいよう工夫するのが上手です。

若い頃は、紙粘土で色々作ったり、セル画を描いたりもしてることを思い出しました。

買い物する時、母の事ばかり考えて母が喜ぶものをと買い物していたのは、自分では抵抗はしていたけど、私は母の事がとても好きだったからなんだなと。


太陽と月4
作品には実際の入院などのドキュメンタリー要素が織り込まれている。

「私は母の事がとても好きだった」という事実を受け入れる事がようやくできたような感じがします。

だからかもしれませんが、前より心が軽く、ポジティブになれたと思います。その事が一番、ありがたいです。


自分を撮ったことで、少し自信がついたのかもしれません。


少しだけ無愛想も解消されました。

撮影の時、Mさんに、「口角上げて!」と何度か言われ、今まで意識せずにいたから無愛想だったんだと気づきました。

口角上げる努力もしてませんでした。

今は気づいたら意識するようになっています。


今回、園田塾長に励まされ、ど素人の拙い私の動画を誉めて頂いたおかげで、続けることができたし、本当に良い経験をさせて頂きました。


私の一生の宝物になりそうです。

園田塾長と出会えて、本当に良かったです。

紹介してもらったMさんにも感謝です。

完成は少し先になりますが、引き続きもうしばらくお付き合いください。


よろしくお願いいたします!


2026年5月6日

K子


※5/10(日)母の日に塾長特別セッション(無料)を行います。人数限定のリラックスしたセッションです!





コメント


レイシェル青春映画塾

運営会社 株式会社レイシェルスタジオ

  • Instagram
  • Youtube
  • Facebook

©2024 レイシェルスタジオ

bottom of page