ヒーリングクライシスと映画作り
- reicielstudio
- 6月5日
- 読了時間: 3分
レイシェル青春映画塾4期塾生keikoさん監督の「Beyond」が先日「ローマスピリチャル映画祭」と「Faith in Film International Film Festival」にてW入賞しました!
同作品は弊塾主催の「純粋映画Award2025」では惜しくも入選を逃していましたが、そのユニークな実体験に基づく内容がヨーロッパ・アメリカで共感を集めているようです。
本当におめでとうございます!
さて、このBeyondという作品がどんな映画かと申しますと、スピリチャルへの意識が高い方ならご存知の「ヒーリングクライシス」についての映画、ということができるかも知れません。
ヒーリングクライシスは以下のような形で現れると言われているようです。
・パートナーにフラれる。
・病気や事故
・仕事の失敗・喪失
・人間関係のトラブル
特にこれらが、同時期に複数姿を表し、「私は何をやってもダメなのか」というネガティブな気持ちになることが多いようです。
このような体験をされている方も多いのではないでしょうか?
本作監督のkeikoさんはまさにそれを実体験され、自身が勤めるクリエイティブ系の会社の解散と病気を同時期に体験されました。
映画は自身が交通事故に遭うシーンから始まります。

一般的にヒーリングクライシスはパソコンの再起動に例えられます。
様々なことが突然うまくいかなくなることで、新たな人生のステージに移行せざるを得ないようです。
結果として、ヒーリングクライシスはネガティブな意味合いをbeyondして、ポジティブなイメージを持つことも多いようです。
しかし、本作ではさらにそれを超えて、霊的な存在からのメッセージが伝えられます。
本作では主人公の人生をある存在に例えて、人生を前に進めることを促すような強い言葉をかけられます。keikoさんの実体験です。
・・・実はこうした経験を持つ方は多いのではないでしょうか?
おそらくこれは「人類に」普遍的な体験談であり、事業などで大成功した方や富裕層の体験談で似たような話をよく耳にします。
私はそうした方の体験を聞くのが趣味なので、相当多くの方が体験しているはずだと確信しています。
keikoさんは映画塾に入られた当初から、この体験の映画化をもう決められていたように記憶しています。
ただ単に、「自分にとって嘘のない思いを作品にする」というクリエイティブな思惑のほかに、この体験を乗り越えた張本人として、「人生に不幸が続く方々に一筋の光明を与えたい」という利他の思いがあったのだと思います。
映画は人生観を封じ込めます。
だから、映画は人を勇気づけられる芸術なのです。
確かに、映画塾で映画の作り方を習って、すぐにお金が稼げるようになるわけではありません。副業として、このところ話題の動画編集のノウハウを得て、収入を増やせるわけではないかも知れません。
ただ、会ったこともない人を自分の作品で勇気づけられるようになるのです。
素晴らしいと思いませんか?
実際、私が映画監督という職業を選んだ理由は、人の心を変えたいから、でした。
上映が終わって自分の作品でボロボロ泣いてくれる方と話すと、こちらもボロボロ泣くくらい感動します。
そんな表現の形、なかなかないのではないでしょうか?
だから映画を皆さんにやって欲しいのです。
keikoさんは既に次回作品の構想を立てています。
弊塾では映画を作り上げるガイド役が欲しいというご要望にお応えして「短編映画プロデュースコース」を新設しています。
例えばSさんという方は「短編映画プロデュースコース」に入塾し、まだ珍しい聾唖の映画監督を目指して松下幸之助をテーマにした映画を作成しています。
また、「映画を作るのが全くの初めて」という方向けの本科第8期が6/21(土)に開講します。
映画づくりにチャレンジする人、映画を使って人を勇気づけたい人を待っています。
レイシェル青春映画塾 園田
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