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経営者が映画をつくる

  • reicielstudio
  • 7月14日
  • 読了時間: 3分

更新日:7月15日

レイシェル青春映画塾は基本的に個人で入塾して、自分一人だけの映画作りにチャレンジする塾です。

各期様々な「ドラマ」が展開して、世界に一つの作品が誕生していく様をみるのは、本当に楽しいものがあります。


夏の日の夕方。

小学生の私は、近くの中学校のプールの脇の木で羽化を始めている蝉の蛹を見つけたことがあります。その神秘的な営みから目が離せなくなり、固唾を飲んでずっと見ていました。


・・・それに似ています。


初めてだらけ、技術も未熟という中でなんとか自分の力で映画を作り上げていく様は、成虫になるために懸命に脱皮しようとする、乳白色に光るさなぎに似た神々しさがあります。

著者の撮影中の風景
著者、撮影中の風景

塾生たちの頼るもののないチャレンジを見ていると、心から応援したい気持ちが湧いてきます

し、こんな楽しい仕事を始められたことに、心から感謝でいっぱいになります。


ただし、レイシェル青春映画塾に設定されているのは個人のコースだけではありません。


本科などで基本的に一人で行う映画制作を、会社の経営者などが中心となってチームで行うのが「経営者専科」というコースです。


このコースでは個人で映画制作を行っている本科の塾生に混じってチームで受講し、一つの作品を作り出していきます。


とはいえ、参加者は全て、シナリオ段階までは自分の作品の制作が義務付けられています。

嘘のないシナリオの執筆を全員が求められるため、撮影段階になっても「人が頑張るのをただ傍観するメンバー」はいません。


今回、西日本の写真スタジオを経営されている企業が「経営者専科」で受講されています。

完成させる作品は一つだけですので、イメージとして、羽化を行う一匹のセミを何人かで応援するようなスタイルになるのもやむなしか、と思っていたのですが、さにあらず。


砂浜で孵化した4匹の海亀(!)が、必死に海に向かっていくようなイメージに近いのです。

無限とも思われる、海までの道のりを、チームで声をかけながら進んでいくわけですから、自ずとスタッフ(社員)間の絆が太くなっていくような感じなのです。


内容的に、経営者の女性のお父様の晩年の感動的なエピソードとなりますので、若い社員も専務も会社が一体となって、経営者の心の中の感動をなんとか表現しようと今まさに頑張っています。


とかく、会社の福利厚生といえば、フィットネスクラブのチケットや健康診断など、個人的で実利的なものに予算を割こうとしがちなご時世です。


しかし、皆で映画をつくることに気づいたこの会社さんは、なんて素敵な会社なんだろう!と思います。


きっと、この経験をするとしないでは社内の人間関係の密度が全然違ってくると思いますし、映画作りで発見することもそれぞれ違うでしょうから、それぞれの学びのシェアをするだけでも会社としての実力の底上げに寄与することになりそうです。


また、クリエイティブ系の会社として、ひょっとしたら、お客様に映画を制作する、なんて新サービスが始まるのかもしれません!(これは私の妄想かもしれませんが)


元々、一人であっても地方からでも映画制作にチャレンジできる塾を作りたいと思って始めたレイシェル青春映画塾ですが、チームとして参加していただくことで、会社を一つにして、唯一無二の財産を作ることにも貢献できることが明確となり、ますます手応えを感じてしまいました。


あなたは蝉のさなぎ?

それとも生まれたばかりの海亀の赤ちゃん?


一人大空に羽ばたくのか、皆で大海に漕ぎ出すのか。


いずれにしても映画作りはあなたのステージをかえ、人生を加速させる素晴らしいチャレンジです。


チャレンジャーをお待ちしています。


※レイシェル青春映画塾 本科


※レイシェル青春映画塾 経営者専科



レイシェル青春映画塾 塾長 園田

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