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仕事人間がヒーヒー言いながら作った癒し系映画

  • reicielstudio
  • 3月25日
  • 読了時間: 3分

<純粋映画Award2025作品紹介『And today's also a good day』>


3/30(日)に招待制映画祭「純粋映画Award2025」をオンライン開催します。

本イベントは一般公開される映画祭ではなく、レイシェル青春映画塾主催の限定上映会となります。ラインナップなどはこちらをご覧ください。


今回のAwardは選考基準の中に


・監督自身の内面が深く描かれているか。


というものがあります(詳しくは前回のブログをご覧ください)。


今回はこの点を強く感じる入選作品『And today's also a good day(島根修治さん監督)』をご紹介します。



主人公(島根監督が出演)は仕事に追われる若いパパです。

家族との時間がなかなか取れずに、ライフワークバランスの偏りを感じる日々。


そしてある時、ある存在(無生物)との対話を行います。

その存在との対話が主人公に何をもたらすのか・・・といったストーリーです。


島根監督作品
島根修治監督『And today's also a good day』より


島根監督は映像制作の仕事をするクリエイターだけあって、技術的にしっかりした作品です。

しかも、この話で展開する監督の環境はほぼ実話となっております。ここも興味深いポイントです。


監督はレイシェル青春映画塾の受講の際もなかなかライブ配信に参加できず、オンデマンド(録画)受講が続いた方です。


・・・どう考えても、忙しすぎる毎日。

私もお話を伺って、よくぞ辛抱して毎日が無事に送れているなと感心したものですが、また、健康のためにも、そろそろ少々休まないといけないのでは?と思ったのも事実です。

日本には24時間戦うビジネスマンはまだまだたくさんいらっしゃるのでしょう。

その代表のような方が監督をしていると思ってください。


作品の後半で喜ばしい変化が起こります。

「自分の未来が明るいものになりますように」と、作品の中で監督は自分の願望を描いた、と言えなくもありません。


・・・しかし、そんな島根監督に創造の女神が微笑むのです。


なんと!「懸案が解決されていく映画」を作っていったら、その制作を進めるうちに現実の島根監督に映画と同じことが起こり、懸案が解決に向かっているようなのです。まさに癒し系映画の誕生です。


最後の授業で監督が仰っていたのですが、映画制作を通して、抱えていた問題が解決に向かったそうなのです。


映画は奇跡をもたらし、人生のジャンプ台となりますが、監督はまさにそれを地で行っています!

「映画作りは人生を変えますよ」と私も叫び続けていますが、あまりに教科書通りでこれには参りました。

何がどう変わったのかは作品をみて感じていただければと思います。


ご家族の愛情に囲まれた監督の次回作は、貧乏ゆすりや、ため息の描写のないものとなるのかもしれません。


事務局の選考委員のコメントはこのような感じでした。


「主人公が魅力的。仕事で悩みを抱えて〇〇に相談するときの真剣さに惹かれた。

軽快なカット。面白くてハッピーになる良い作品」


「カットの繋ぎが上手いとか、そういうこと以上に、本人がなんだかこの映像を作る過程で癒されているんだろう、自らの心を見ているんだろうということがシーンの間の中から伝わってくる気がした。」



レイシェル青春映画塾 塾長 園田映人


純粋映画Award2025は以下よりご参加を受け付けています。(招待者を園田映人としてください)


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